西ちゃんはこの前、口永良部島で空き家再生をしようと孤軍奮闘する青年の元へ駆けつけました。
今回のこのブログでは、彼の活動を紹介することで、ブログを読んでいただいた方が、自分も動き出してみようかと思ってもらえる機会になればとの願いから、彼の活動を紹介します!
どんな空き家なの?
↑この空き家を一人で改修しようとしています。
口永良部島をご存じでしょうか?鹿児島の人でも行ったことがないという方も多いのではないでしょうか?西ちゃんも今回初めて島の位置も知ったくらいです^^;
口永良部島は、鹿児島本土から屋久島へ高速船トッピーで2時間かけて移動し、さらに屋久島から口永良部島までフェリー太陽Ⅱで1.5時間かかります。
人口は100人程度、野生の鹿とヤギの方が人口よりもはるかに多く、今でも噴煙をあげている活火山の島です。(ブログを書いている2021年12月時点では、入山規制などはかかっていないので、ご安心ください。)良質な硫黄泉や炭酸泉が湧いており、皮膚疾病や神経痛に良いといわれています。
口永良部島の公式サイトに島の魅力がぎゅっと詰まってますので、一度のぞいてみてください^^(この写真は口永良部島の公式サイトよりお借りしました)
今回、改修しようとしている空き家は、フェリーの船着場にある切符販売所の隣にある物件です。
どんな人が空き家を改修しようとしてるの?
この物件を改修しようとしているのは、2020年7月から地域おこし協力隊として着任した「池添くん」(27歳)です。
地域おこし協力隊の目的は任期終了後も継続して住み続けられることが目的のため、ミッションは任期3年の間に自分の生業を生み出さなければなりません。今回の空き家再生はその生業づくりの一つでもあります。
また、地域おこし協力隊としてFacebookで口永良部島のことも紹介されているので、ぜひご覧ください!
彼が1年間活動を続ける中で、彼の真面目な姿勢に地元の方が心を開かれ、空き家を貸してくださる方に出会えたそうです。
どんな物件?をどんな風に改修するの?
広さは約79㎡(7m×11m)で、6畳ほどの部屋が3つほどあるコンパクトな一軒家です。
この空き家を食品加工や販売ができる住宅兼、事業所として改修する予定です。
本土から職人さんを呼ぶのは予算的に難しいことと、彼自身がじっくり自分の手で改修したいという思いから、基本的には彼一人で空き家再生に取り組むとのことでした。
西ちゃんはそれを聞いて、『(西ちゃんの心の声)一人かよ!怪我が心配だ・・・』というのが率直に感じたことです。
西ちゃんが関わるようになったきっかけ
池添くんとの出会いは、2021年の3月に長島町で西ちゃんが代表を務める古民家再生協会主催の1泊2日のDIYワークショップに池添くんが参加してくれたのが初めての出会いでした。
この時は、工具の使い方などを教えたり、彼が口永良部島から来てくれたことくらいしかお話ができませんでした。「何かあったら連絡ちょうだいね」と参加してくれたお礼として別れ際にお伝えしました。
その後、8月に彼から「空き家をDIYで改修したいんですが」と相談がメールで来て、そこから、西ちゃんにとっての「口永良部空き家再生物語(笑)」がスタートしました。
メールで何度かやりとりをして、物件の状況を把握したかったので「天井を剥がしてみて」と伝え、実際に剥がしてみてもらったところ、柱や梁がシロアリに食われている箇所が確認されました。
「あちゃー、こりゃ大変だ!」となり、「メールじゃ無理!現場で説明が必要!」と島行きを決め、積もる仕事をなんとかぎゅぎゅっと寄せて日程を確保して行ってきました。
西ちゃんが口永良部に行きどんなことをしてきたの?
材料さえあれば作業を手伝うつもりで、作業服を来て島へ乗り込みました。当然ながら素人さんなので、材料が揃っているわけもなく、作業は断念。
でも、できることをやりきろうと切り替え、彼が空き家の改修は怪我をしないことが一番の願いだったので、気をつけるポイントを伝えました。
最大限安全を確保できるよう、まずは、家の構造についての説明しました。本来プロがやるレベルなんですが、柱と梁を入れ替える手順の大事さを伝授。これは間違えると家が崩れ、大怪我につながるリスクがあるため、丁寧に伝えました。
彼は、西ちゃんがダメと言ったら空き家の再生を断念しようと思っていたそうです。西ちゃんの判断は「大丈夫、なんとかなる」でした。ちゃんと手順を踏んで進めればやれないことはないものだったので、決して平坦な道ではありませんが、彼の熱意を踏まえてできるよ、と後押しをしました。
詳しくは池添くんのブログをご覧ください!ぜひ、フォロー、いいねをして応援をお願いします!(今回使用させていただいている写真は、池添くんのnoteからお借りしています。)
彼へのエール
長島にまでわざわざ足を運んでくれて、自分が行かないわけにはない。自分が行くことで彼の前に進む原動力になれたのはとても嬉しかったです。「ご縁がある方の喜ぶ顔をイメージして動く」という西建設が掲げる理念がここにもあり、改めて理念の確かさを確認することができました。
今後も、定期的に通いながら、彼のサポートをしていきます
(おまけ1)口永良部島は火山島なので温泉が豊富!
作業を終えて、池添くんに口永良部島の温泉を2ヶ所紹介してもらい、入ってきました^^
船着場からすぐで、町営のため、管理人さんがちゃんといて女性でも安心して入湯できる温泉です^^湯室の天井にどーんとある太い梁が立派でした。どうやって持ってきたんだろう・・・^^;
情緒ある建物で、湯の花が浮いている、源泉掛け流しの温泉です、こちらも内部の梁が立派で建築としての見応えもある素敵な温泉でした!
口永良部島に行かれる際は、ぜひ温泉も楽しんでいただけたらと思います!
(おまけ2)民宿くちのえらぶも超素敵だった!
池添くんが手配してくれた民宿くちのえらぶでも、一つの大きな出会いがありました。亡きご主人が手がけた建築途中の物件があり、完成させたいおかみさんのお話を聞き胸を打たれました。次回訪れる際は、このおかみさんのところにも立ち寄りたいと思います。詳しくはまた次回口永良部島編にてお伝えできればと思います。
西ちゃんは、こうやって一人でも本気で動き出そうとする人には自分の時間をこじ開けてでも駆けつけます!空き家をどうにかしたいけど、どうすればいいのか、専門家の力を必要とされている方がいれば、気軽にご相談ください^^
それでは、西ちゃんでした\(^o^)/