こんにちは、コツコツコミュニティ宇治野です。
今回は、身近になりつつある「空き家問題」についてお話します。
「空き家問題」とは?
近年、ニュースや新聞で目にする機会が増えた「空き家問題」。総務省「住宅・土地統計調査」(2024年4月30日発表)によると、2023年度の空き家件数は900万戸となり、5年前の2018年調査から51万戸も増加していることがわかりました。全国の住戸の7戸に1戸が空き家という状況は、深刻さを物語っています。
皆さん空き家の定義があるってご存じでしたか?
空き家には定義があり、1年以上誰も住んでいないまたは、使用していない状態の建てものが「空き家」と定義されています。
判断基準としては、
①人の出入りの有無 ②電気・ガス・水道の使用状況
③物件が適切に管理されているか
④所有者の利用実績の有無
こちらの4項目を判断基準になっています。
鹿児島県では住宅総数90万戸に対して空き家件数が18万戸と過去最多となっております。
これは、県内の住戸の20.5%が空き家であることを意味し、全国3位にランクインする状況になっています。
その空き家のなかでも問題視されているのが「放置空き家」です。
この「放置空き家」件数は12.2万戸もあり、
全国1位にランクインしております。
放置空き家とは?
放置空き家とは、誰も住む予定がなく、売却や解体も検討されていない、管理が全くされていない空き家を指します。老朽化が進むと倒壊の危険性が高まり、景観悪化や犯罪の温床となるなど、地域社会に悪影響を及ぼす可能性があります。放置空き家が増加している背景には、少子高齢化や人口減少による住宅需要の低下、相続問題の複雑化などが挙げられます。相続が発生した際に、遠方に住む相続人が相続放棄したり、空き家の管理を引き受けられなかったりするケースが増えているのです。
空き家問題は自分ごと。
わたしたちが今暮らしている建物も、次の世代へ引き継がれなければ未来の空き家となる
「空き家予備軍」になります。
こちらをご覧ください。(画像をクリックしていただくと大きく表示されます。)
この表に書かれている①~⑤に関して、最終的には次の世代へ引き継がれなければ
いずれも、空き家へとなっていくんですね。。。。
空き家になる前にできることはあります。
①お家の未来についてご家族で話をしてください。ご家族・ご親戚が集まる
お正月や・ゴールデンウイーク・お盆に、シルバーウィーク等々
集まる機会にぜひ、一度話をされてみてください。
②ご両親がご健在でいらっしゃるうちに、お家の未来について話をされてみてください。
お家は、個人の資産になります。相続に係る部分でもありますので
お互いに、切り出しにくい話の1つではないかと思いますが、後になって
相続する側・される側の考えや想いを共有しておくことが、実家が空き家に
ならずにすむ、一つの方法だと思っています。
この話をなぜ今、したかというと、、、、。
そうです、もうじきお正月が来るからです。
この機会に、一度、お家の未来についてお話をしていただきたくて
ブログに掲載させていただきました。
空き家問題は、放置すればするほど解決が難しくなります。私たち一人一人が積極的に情報収集を行い、適切な対応策を検討することで、お家の未来と住環境を守る行動となるでしょう。
西建設では、普段、新築・リフォーム工事を行っております。
なぜ、空き家問題について皆様にお伝えするかというと
先にも書いたように、お家はお客様の大事な資産と考えているからです。
「お客様の喜ぶ笑顔をイメージして動く」これが西建設の理念です。
この理念に基づいて、大事なお客様がお困りにならないように
お家の未来についても、お伝えさせていただいております。
お家の事ならお気軽に、西建設までご連絡くださいませ。