【古民家再生】予算は1300万!・・・築80年の平屋が新築同様によみがえるまでの感動のストーリー

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こんにちは!にしちゃんです!

今回は、2026年2月に完成引渡しをしました「Y様邸の大規模改修工事」の舞台裏をお届けします。

「築80年の古民家をリノベーションして住めるのか、それとも解体すべきか…」
そんな1通の切実な問い合わせメールから、この感動的なプロジェクトは動き出しました。

古民家再生にかける施主様の熱意と、私たちのこだわりが詰まった劇的なビフォーアフターをぜひご覧ください!

目次
  1. 始まりは1通のメール「予算1300万で古民家は直せますか?」
  2. プロの現地調査!床下と小屋裏に潜って見えた希望
  3. 予算オーバーの危機!「失注」が頭をよぎった1700万円の見積もり
  4. 施主様と二人三脚の減額アイデアと、まさかの「新築プラン」浮上?
  5. いよいよ着工!劇的な耐震・断熱リフォーム
  6. ついに完成!新築同様によみがえったマイホーム
  7. 最後に:Y様からいただいた嬉しいご感想

1. 始まりは1通のメール「予算1300万で古民家は直せますか?」
2025年2月17日、ひとつの転機となるメールが届きました。
ご主人様のお祖母様から引き継いだ「築70年(実質80年)の平屋古民家」についてのご相談です。
お困りごとの内容は非常に明確でした。
  • 公営住宅の退去期限が迫っている
  • 家の傷みが激しく、トイレも汲み取り式でそのままでは住めない
  • 予算の上限は1300万円
  • 直して住めるのか、解体すべきかプロの目で見てほしい
22坪で予算1300万円ということは、坪単価およそ59万円。
シロアリや地盤沈下などの致命的な問題がなければ「十分に改修可能だ!」と直感し、すぐに現地調査へと向かいました。

2. プロの現地調査!床下と小屋裏に潜って見えた希望
4月10日、古民家大好きなスタッフと一緒に現地調査を行いました。外観は多少の傷みがあるものの決定的な欠陥はありません。
重要になるのは「屋内」のチェックです。
  • 天井裏(小屋裏)の調査
    過去に移築されたと思われる立派な梁(はり)で組まれていました。古民家は柱の間隔が広いため、安易に抜いてはいけない柱を慎重に見
    極めます。
  • 床下の調査
    畳に大きな、たわみがあり心配でしたが、原因はシロアリではなく、床下の支え(束柱)が遠く大引きが折れていたことでした。幸いにもシロアリ被害はゼロ!

  • 「これなら改修可能です!」とお伝えしたときの、Y様ご夫婦の嬉しそうな笑顔が今でも忘れられません。

3. 予算オーバーの危機!「失注」が頭をよぎった1700万円の見積もり

間取りのプランニングでは、なんとY様のお嬢様が考えてくださったスッキリとした平面プランが大正解となり、満場一致で採用決定!

しかし、ここから最大の試練が訪れます。
6月に協力業者を集めて見積もりを算出したところ、資材高騰の煽りもあり、なんと1,700万円を超えてしまったのです。
絶対に譲れない「耐震工事」と「省エネ工事」の費用を考えると、削れても75万円が限界。
悩みに悩んだ末、1,650万円の見積書をメールでお送りしました。
正直、「これで失注になってしまうかもしれない…」と諦めかけていました。

4. 施主様と二人三脚の減額アイデアと、まさかの「新築プラン」浮上?
一週間後、Y様から届いた返信は、お断りではなく「祖母の家をなんとか残したい」という温かいお気持ちでした。しかも、施主様側からも減額のためのアイデアを提案してくれたのです。
その後、話し合いを進める中で、奥様から「実は他社に新築の相談にも行ってきたんです」と、17坪の新築プランを見せられる場面もありました。
私はプロとして、あえて率直な未来の選択肢を提案しました。
  • 第1案:20年後にお子様に家を継ぐなら、狭くても性能の高い「新築」
  • 第2案:Y様一代で住み切るおつもりなら、広さを確保できる「古民家改修」
家族会議を重ねられた結果、9月25日、奥様から「西さん、契約をお願いします!」とお電話が。
前向きに家づくりに向き合うご夫婦の姿に、私も「何が何でも最高の家を完成させる!」と腹を括りました。

5. いよいよ着工!劇的な耐震・断熱リフォーム
10月27日、スケルトン解体(骨組みだけの状態にする解体)から工事がスタート。
工事が始まってからは、毎週のように現地で施主様と打ち合わせを行う「週刊現地打合せ」を実施しました。これにより、その場で進捗を共有し、言った・言わないのトラブルを防ぐための議事録は最終的に19回にも及びました。
施主様の減額努力(窓やドアの変更、クローゼットや襖をなくしてカーテンにする等)と、私たちの職人技が融合し、家は見違えるほど強くなっていきます。

施主様のプランが決まったら、ここからは大急ぎで補強を進めていきます。

  💥 劇的な耐震補強

古民家特有の「しなやかに揺れて耐える構造(伝統構法)」を活かすため、筋交いは使わずに外壁に高強度の面材を貼って補強。さらに、屋根を重い瓦からガルバニウム鋼板へ葺き替えて軽量化しました。



結果、診断数値は驚きの結果に!

  • 施工前:0.28(倒壊する可能性が高い)施工後:1.92(倒壊しない)

    ❄️ 魔法瓶のような断熱工事

床・壁・天井のすべてを一度撤去し、隙間なく断熱材を充填。石場建て特有の「床下からの底冷え」を完全にシャットアウトしました。真冬の工事中にもかかわらず、断熱材を入れた直後から「明らかに温かさが違う!」とY様ご夫婦と一緒に体感できました。


6. ついに完成!新築同様によみがえったマイホーム
2026年1月に足場が外れ、2月に無事お引渡しを迎えました。
延床面積は22坪のまま変えていませんが、屋根の形状を少し工夫したことで、まるで洗練された新築注文住宅のような佇まいに生まれ変わりました。

最高レベルの耐震性と、格段にアップした高気密・高断熱性能を備えた、これからの人生を安心して過ごせるマイホームの完成です!



7. 最後に:Y様からいただいた嬉しいご感想
お引渡しの際、スタッフ特製の「幸福のブーケ」をお渡ししました。
Y様からいただいた心のこもったお手紙を、原文のままご紹介させていただきます。
「祖母の家を改修できるか?無理だろうなあと思いながら、相談させて頂きました。
西さんが、『出来ますよ!』と言われた時は嬉しくなり、前向きな気持ちになりました。
予算をオーバーしてしまい、ビックリしましたが、窓やドアの変更、クローゼット、襖をなくし、カーテンにするなど、減額の工夫を相談させて頂きました。
間取りの変更も対応してもらい、次第に出来上がっていく様子を見られ、とても面白くリノベーションを体感出来ました。西さんにはとても感謝しております。」
今回のリフォームが大成功を収めたのは、何よりもY様ご夫婦が諦めずに、コスト削減に向けて一緒にアイデアを絞り、常に前向きに楽しんでくださったからこそです。

築80年の古民家が紡いできた歴史が、こうして未来へ繋がったことに、私自身も心から感謝の気持ちでいっぱいです。
Y様、本当にありがとうございました!
心より御家族皆様のの弥栄を祈ると共に、今後共に末永いお付き合いを宜しくお願い申し上げます。

すまいるにしちゃん


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